4倍速で生きている
From 倉橋燿子
13歳になった今年の夏、我が家の
ハチが一気に老いてきてしまった。
元気が取り柄のハチは、
今まで特に病気になったことがなく、
至って健康優良児の柴犬だったのに……。
今年に入って、徐々に外での
オシッコの量が増え、頻度も上がり、
2月には初のオネショ。
今まで家の中でしたことが
なかったから、家族の中では
「ハチがオシッコした!!」と大事件に。
春に検査をしたら、腎臓病が発覚。
腎臓機能が弱ると、水をたくさん飲んで、
尿の量も増えるらしい。
足腰も弱ってきて、
全身をブルブルするだけでも、
4本足全てがズベーッと滑ってしまう。
老化は後ろ脚からと言うので
病院で診てもらうと、
椎間板ヘルニアを発症!
背中と腰が痛くて、足に力が入らないみたい。
そう言われると、思い当たる節が……。
散歩中、ハチが公園の段差で
ジャンプをしたら、上がり切れなくて、
お腹をコンクリートに強打。
鈍い音がして、私もビックリしたけど、
ハチ自身もビックリして固まっていた。
その動揺っぷりが可愛くて、
あの時は、思わず吹き出してしまったケド……。
老化現象が激しく、心配で
改めてハチの年齢を調べてみたら、
「犬は、人間の4倍速で生きている」
という記事を発見。
ってことは、人間の1時間が
犬にとっては「4倍」の4時間!?
年齢は、人間でいえば70歳手前くらい。
確かに、ジャンプはちょっと
厳しい年齢かも……。
だけど、4倍ってことは、
1日留守にしていたら、
4日ぶりに会えたっていう感覚!?
じゃあ、6時間ごとにオシッコさせに行っても、
ハチからすれば24時間ぶりってことなのか~。
う~~ん。
そう考えると、オネショもヘルニアも、
肉球のひび割れも、目が悪くなったのも、
留守にすると拗ねるのも、だいぶ納得がいく。
ハチとの時間は限られているのに、
4倍速ならなおのこと、
ハチといっしょにいられる時間を
大切にせねば(>_<)
歩き方は超スロー。
公園中を走り回っていた頃のハチを思うと、
ヨボヨボしながら歩く姿は、
ちょっぴり悲しいし可哀そうだけど、
それでも、そんなヨボヨボも愛らしい。
はっちゃん、
どうか、もうしばらく元気でいて~~!
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