大好き♡はっちゃん
From 倉橋燿子
このサイトのイラストにも登場している、
うちの愛犬“ハチ”が、今月で、11歳になりました!!
はっちゃん、おめでとう~~!
わたしが仕事で夜遅いので、ハチのライフスタイルも狂ってしまい、
朝弱く夜強い犬になってしまった!(^_^)
おかげで、朝の散歩は、目が覚めずに寝ぼけていて、
テンションは低いし、ヨタヨタだ。笑
☆
ハチは、犬にはめずらしく、すごくおとなしくて、恐がり。
例えば、道ばたに落ちているビニールに怯え、
工事の音や子どもたちのにぎやかな声に怯え、
テレビのサッカー中継に怯える。
夏休みの時期はタイヘンで、花火の音と若者たちの声に怯え、
散歩どころではなくなってしまう。
欲というものがあまりないのか、おやつをあげようにも、
少し遠いところで待っていて、
こちらが手を伸ばさないと、なかなか食べようとしない。
スタッフがいるワイワイとした我が家の中でも、
吠えることもなく静かに寝ていて、アピールの少ないハチ。
そのくせ、一番存在感があるようで、
ハチが黙って部屋のドアや窓の前に座りこんでいると、
誰かが必ず気づいて開けてくれるという技を習得している。
☆
家族の一員になった時から、そういった性格は変わらないけれど、
2,3歳の頃のハチのやんちゃっぷりは半端なく、
散歩中の脱走には、どれほど手を妬いたことか。(-_-;)
その頃のハチは、首を後ろに引いて、首輪をククッと抜くのがうまかった。
自由になったハチは、目をいたずらにキラッと光らせて、
ここぞとばかりに駆け出そうとポーズをとる。
「しまった!」と思い、瞬時につかまえようとするけど、
ハチのほうは、「ヤッタァ、自由だーー!」と言わんばかりに、
ターーーーッと脱走してしまう。
四車線もある車道を渡ろうとした時なんて、死ぬほどヒヤヒヤした。
「こらぁぁーーーー、ハチィ~~~~~!!!!」と追いかけると、
「こっち、こっちー♬」と、わたしの目を見たあと、飛び跳ねながら、駆けだす始末。
追いかけるわたしの息はハァハァ切れて、すっかりもてあそばれてしまうのだ。
その度に、周囲にいる人たちに協力してもらい、捕まえるまでが一苦労。
犬仲間の人たちが、協力してくれて捕まえたこともあれば、
偶然いたクリーニング屋のお兄ちゃんに、おやつで釣ってもらったこともある。
まったく知らない通りすがりの人に、
「赤いバンダナをしてる柴犬なら、向こうにいましたよー」
などと、教えてもらったこともあった。
あー、思い出すだけでヒヤヒヤするー!!(゚Д゚)
☆
そんなハチも、ようやく「ストップ!」の意味がわかるようになってくれた。
今では、「ハチ、待って」という小さな声にも反応するようになったし、
先に階段を上ったあと、わたしを待っていてくれるようにもなった。
しかも、前よりもずっと意思疎通ができるようになった。
散歩中、「そこ右ね~」とか「そっちじゃないよー」
などと声をかけながら歩くと、そのとおり歩いてくれる。
「はっちゃん、アッチの公園まで行こっか」と話しかければ、
うれしそうな笑顔で、おしりをフリフリさせながら、公園の方へと歩いていく。
やっぱり、犬でも話が通じるんだなぁ~~と実感!
☆
思えば、ハチはわたしたちの生活を豊かにしてくれている。
ハチのもふもふの毛をなでていると、仕事の疲れも飛んでいく。
ハチと散歩をすることで、木々や草花、虫たちの存在を、
ここまでじっくりと感じられたことは、かつてなかった。
人との出会いもたくさんもらえた。
道を歩いていて、知らない人と自然に会話をするなんてことは、
東京に出てきてからは、こんなになかった。
かれこれ10年来の「犬仲間」メンバーとも、
ハチがいなければ出会えていない。
ハチさまさま、だ。
数年前と比べると、目ぢからがなくなってきて、
なんだか、だいぶおじいちゃんになってきたハチ。
人間で言うと、70歳弱くらい、かな?
これからも、まだまだ長生きして、元気でいてほしいな。
大好きなはっちゃん。これからも、よろしくね!
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