スマホデビュー

From 倉橋燿子

ガラケー推しだった私が、

ついにスマホデビュー!


長年使っていたお気に入りのガラケーが、

通話ができなくなってきたので、

買い換えようと思ったのがきっかけ。

でも、それはあくまでタイミング。

本当のきっかけは、他にある。


小説を書くという仕事をしている以上、

クリエイティブな発想をするためには、

便利さに手を染めず、自分の手口足を

使わって考えなければ!という信念のもと、

わたしはずっと反スマホ派だったのだ。


でも、ある日…

同じようにガラケー推しだった友人が、

「使ってもいないのに反対するのは、

説得力がない。反対するならするで、

ちゃんと自分で使いこなせてからじゃないとね」

とサラッと言ってのけたのだ。


友人の話に妙に納得し、

「よし、ここは一つスマホにしてみよう!」

と思い切ってスマホに変えることにした。


そして…。

変えた初日は、大騒ぎ。

仕事そっちのけで、スマホとにらめっこ。

慣れない手つきでいろいろといじってみる。


メッセージを送ってみたものの、

知らないうちに、書いている途中で送信する

という行為を多発していた。

「了解しました」の「りょ」の文字だけが

送られていたり、同じメールがいくつも

送信されていたりして、相手からは、

「嫌がらせ?」と言わる始末。


スマホに慣れてくる頃には、

すっかりクタクタに疲れ切ってしまった。



「ガラケーに戻したい」と早くも

弱音を吐く私に、友人がまた一喝。


「戻したところで、刺激が足りなくて、

スマホが恋しくなるのがオチよ」


確かに…。

それでも、「肩が痛い」「目が疲れる」

とぶつくさ文句を言っていた私が、

ようやく最近スマホの便利さを痛感した。


電車の乗り換え検索が、素晴らしい!

こんなに簡単に素早く教えてくれるなんて…。

ガラケーの時より数倍速いし、

“チャチャッ”と出てくるのがいい。


検索した画面を見ながら、

「やっぱり、スマホはすごいね~」

と駅名と時間をメモし始めたわたしに、

スタッフが「あ……」と声を出した。


「え?なになに、スク…??」

スタッフの言う言葉がまったく理解できない。


正しくは、「スクショ」。

スクリーンショットの略で、検索画面の

写真を撮って、メモの代りにできるらしい。

検索だけでも感動していたのに、

さらにそんな便利な機能があるなんて!

(゚Д゚)


でも、そのデータを探すのにまた一苦労・・・。

便利な機能がたくさんあっても、

全然使いこなせない。

だからやっぱり、メモがいちばん!φ(.. )!

まあ、便利すぎるよりは、

これくらいがちょうどいいのかも!?